カフェや街中で飛んでいるフリーwifiがセキュリティが弱いって聞いたけど、何が問題なのかよくわからない。
セキュリティを高めて安全に利用する方法はありますか?
そんな悩みにお答えします。
以上の内容について、テレワーカーの僕が解説していきます。
簡単に結論を言うと、
フリーwifiは暗号化されていないため、ハガキのように通信内容を簡単に見ることができるから危険。
暗号化された通信は封筒のように通信内容を第3者が見ることができないようになっているからセキュリティリスクが低い。
なんのことやら分からないとは思いますが、初心者でもわかりやすいように解説していきますのでご安心ください。
カフェをはじめとしたフリーwifiが危険なわけ
今では、街中に行けば至る所で無料でwifiが使える便利な時代になりました。
この記事を読んでいる方の中には、「パスワードのかかっていないwifiは危険だから気をつけないと行けない!」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、そんなに甘いものではありません。
無料で利用することのできるwifiは全て危険です。
パスワードの有無にかかわらず危険があるということを認識してください。
なんでこういったフリーwifiが危険なの??
それは、犯罪者が設置した(乗っ取った)アクセスポイントに接続してしまうと
・通信した内容(ネットやSNSなど)
・スマホやPCに入っている情報
を盗み見されてしまうリスクがあるからです。
誰でも犯罪者が設置したフリーwifiに接続しまうリスクがある。
私は犯罪者が設置しているwifiになんか接続しないよ!
そんなふうに思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。
どんなに注意をしていても、気づかぬうちに接続してしまう可能性はあります。
ある程度知識がある僕でも、気づかないうちに接続している可能性はあります。
その理由は3つ。
フリーwifiは危険か安全か見分けがつかない
自動接続をONにしたら勝手につながってしまう
フリーwifiは悪意を持った人が簡単に乗っ取ることができる
簡単に説明します。
フリーwifiは危険か安全か見分けがつかない
突然ですが、問題です。
Starbucksが提供しているフリーwifiは下記のうちどちらでしょう?
A. at_STARBUCKS_Wi2
B. STARBUCKS_WI2
・
・
・
正解はAが正しいwifiです。Bは僕が適当につけた名前です。
スタバでwifiを頻繁に利用している人は気づけたかもしれませんが、自信を持って答えられた人は少ないのではないかと思います。
スタバに行って、STARBUCKS〇〇のようなwifiがあったら間違えて繋いじゃうかも。。。
上記のようにSSID(Wi-Fiの名前)をそれっぽいものにしてしまえば、全く見分けがつきません。
犯罪者がカフェの近くでカフェの名前を、空港の近くで空港の名前のwifiスポットを設置しているのに気づかぬうちに接続してしまうリスクは誰にでもあり得るのです。
自動的につながる可能性がある
コンビニの近くを通ったら勝手にwifiが繋がって、通信速度が重くなったと言う経験がある方も多いのではないでしょうか。
これは、wifiの設定を自動でつながるように設定していることが原因で起こる現象です。
自宅にいるときに自動でwifiが繋がるのは大変便利です。
しかし、気づかぬうちに犯罪者のwifiに接続している可能性もあり得るので注意が必要です。
フリーwifiは悪意を持った人が簡単に乗っ取ることができる
フリーwifiは誰にでもパスワードを公開しています。
それは私たちお客だけでなく、悪意を持った犯罪者にもです。
カフェや、ホテル、コワーキングスペースなどに行けば、1回行くだけでパスワードを知ることができます。
パスワードさえ知ってしまえば、犯罪者がwifiを乗っ取ることも容易です。
なので、たとえちゃんとお店のwifiにつないだつもりであっても、wifi自体が乗っ取られていて通信内容が丸見えになっていたなんてケースもありうるのです。
危険なwifiに接続するとどうなる?
危険なwifiに接続するとどうなるのでしょうか?
考えられるリスクは大きく分けて3つあります。
1、金品を盗まれるリスク
(クレジットカード番号、銀行のID,Pass、ネットショップのID,Passなど)
2、情報流出のリスク
(仕事で使うデータ、機密事項、個人情報など)
3、SNSなどの乗っ取りのリスク
(親族や友人に金品を要求したり、犯罪に利用されたりなど)
このように、カフェを始めとしたフリーwifiにはあらゆるリスクが潜んでいるので、セキュリティ的には大変危険です。
フリーwifiのセキュリティを高める方法
これまでフリーwifiの危険性について述べてきました。
そうはいっても、カフェやコワーキングスペースでwifiを利用する!と言う人はどのようにすれば良いの?
カフェなどでもネット環境を安全に使う方法は
・自分でモバイルwifiをレンタルする
・通信を暗号化する
この二つです。
モバイルwifiって高いんじゃないの?
モバイルwifiは月3,000~4,000円でレンタルすることができます。
自宅でも、外出先でも利用できるため、あると大変便利です。
私がおすすめするモバイルwifiはこちらで紹介しています。
ただ、家のwifiは別に契約していて、外でwifiが必要なのはたまにしかない!と言う人は割高になってしまうのでオススメしません。価格は抑えながらもwifiのセキュリティは高めたいと言う人は、通信を暗号化するVPNを使うことをオススメします。
VPNとは?
VPNとは安全に通信をするための仕組みのことです。
VPNに馴染みのない人にもわかりやすく例を用いて説明すると、
・フリーwifiでの通信(暗号化されていない通信)は郵便においてハガキのようなもの
・VPNでの通信(暗号化された通信)は郵便において封筒で包んであるようなもの
です。
ハガキに書いている内容は情報が丸出しです。
なので、見ようと思えば、誰でも見ることができてしまいます。
そのため、郵便局員の人や配達する人に悪意を持った人がいた場合は、その内容が筒抜けになってしまいます。
つまり、暗号化されていない情報を通信している間に、悪意を持った人がいると、情報が筒抜けになってしまうというリスクがあるのです。
これがフリーwifiに接続した時のセキュリティリスクになります。
一方で、封筒に包んであるものは情報を見ることができません。
封筒の中身を見ることができるのは、届けた本人と届け先の人のみです。
つまり、通信を暗号化することで、第三者は情報を覗き見することができなくなってしまうのです。
この仕組みがVPNと思っていただければOKです。
VPNの詳しい仕組みについては下記記事で解説しています。
おすすめのVPNサービス
今では多くのVPNサービスが出ていますが、個人的におすすめなのはNortonのVPNサービスです。
Nortonは世界で一番売れているセキュリティソフトを販売している会社です。
NortonのVPNの凄いところは、これだけの実績を兼ね備えながらも、1台あたり121円/月からという超低価格を実現しているところです。
1年プランのものであれば、1日あたり15円で利用できます。
VPNは付けたり外したりするようなものではないので、1年~3年くらいの単位で契約する人がほとんどです。
3年契約をすれば、1台あたり月額121円とジュース1本より安い価格でセキュリティ対策を行えます。
他社のサービスが安いものでも月2000~4000円であることを比較してみると、安さが伝わるのではないでしょうか。
たった数百円でスマホやパソコンを安心して利用できるようになるので、カフェなど外で利用する機会がある人はインストールしておきましょう。
僕も毎日テレワークの時はVPNを使って仕事をしています。
まとめ
以上、カフェを始めとしたwifiのセキュリティの危険性と対策について解説してきました。
フリーwifiにはあらゆる危険が潜んでいます。
VPNサービスを利用するなどして、安全にカフェなどでwifiを利用してくださいね。
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